HOME » blog » 漢字から見る『脳』

漢字から見る『脳』

2017年08月17日

こんにちは。
アクティブ・ブレイン・セミナー 認定マスター講師の石井です。

このたび、アクティブ・ブレイン・セミナーのホームページを新たに立ち上げました。
兵庫県で開催実績№1の石井が、脳に関する摩訶不思議なお話を、徒然に綴っていきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

初回のタイトルは「漢字からみる『脳』」。

最近、脳科学に関する話題は、日常的にメディアを通して耳にすることが多くなってきましたね。とはいえ、まだまだ解明されていないこともたくさん存在するのが脳科学の分野。
私は脳の専門家ではりありませんが、脳育トレーナーである立場から、現時点で分かっているといわれている脳のことを徒然にお伝えしていこうと思います。

初回は、脳を科学で捉える前に、まずは私たちになじみ深い漢字から『脳』をひも解いてみたいと思います。

脳という漢字は、文字で表すと、月+ツ+凶と書きます。
月という字は、腰や腸など体の一部を表す漢字に表記されることが多いですね。
脳も体の一部。つきへんが付くのも納得です。

では、カタカナのツやおみくじの凶とはどんな関係があるのか?
実はこれはカタカナのツとも、おみくじの凶とも全く関係ないらしく、特別な読み方もないそうです。

旧字体で脳を見ると、月の右側は温泉マークに似たような形になっていますね。
この3本の棒が髪の毛にあたり、その下は頭蓋で囲まれた脳を表しているそうなのです。
よくみると頭蓋も上部がつながっておらず、新生児の頭のひよめきとか泉門と言われる部分をその形で表しているそうです。

つまり『脳』という漢字は、あくまでも体の部位の一つとして象形文字で表したものであるということです。

では、脳に似た悩むという漢字はどうでしょうか?
月ではなく、心を表すりっしんべんが付くということは、思い悩むときは脳が心を司っていることを表しているわけですね。

体の機能を司る『脳』。
感情が伴うと心を司る『悩』。
どちらも脳の大切なお役目。
脳の仕事は奥が深い。
そして、漢字の成り立ちも奥が深いものです。

News&Topics一覧のページへ

新着

カテゴリー