脳のおはなし

2018年1月8日

経験の力

成人式ですね。
若さ余る新成人を見ていると、本当に羨ましい限り。
若いって素敵!

しかし、肉体的には若さが大きな武器にもなりますが、若さだけが武器と言うわけではありません。
重ねた経験が、大きな武器にもなってくるのです。
年齢を重ねてきたものの僻みに聞こえるかもしれませんが、これは齢とともに経験が増えてきたことから言えること。

昨年、3年ぶりにフルマラソンにチャレンジしました。
まだまだ初心者なので記録こそ制限時間ギリギリですが、気持ちよく楽しむことができました。

ですが3年前は、42.195kmという未知の世界が怖くて、エントリーのクリックすら決心がつかない状態でした。
それでもなんとか完走できた経験は、翌年以降大きな力を私に与えてくれました。
42.195kmの距離感もなんとかつかめ、クリックすらできなかったのが嘘のように申し込み開始日にエントリー。

これは、経験があるかないかの判断を脳が行い、経験のあることには安心Goサインを出してくれるからです。
良い経験であれば、なおさら、気持ちよく背中を押してくれる判断をしてくれます。

経験は実体験ならなお効果大ですが、イメージでの経験も有効。
ただしイメージの仕方によって、成果を分ける結果になることも。
成果の出るイメージ力を身につけるには、アクティブ・ブレインが最適です。

成人式を迎えた若者たちも、たくさんの経験を積んで、人生豊かに過ごしてくださいね。

2018年1月1日

時間の概念がない脳

新年、あけましておめでとうございます。
お正月早々に、今年一番のスーパームーンも見られるそうで、パワーに満ちた幸先の良い一年のスタートになりそうですね。

さて、一年の計は元旦にありと言いますが、もう今年の計画は立てられましたか?
私も12月頃からあれやこれやとやってみたいことがあり、具体的にそれらを落とし込んでいるところです。

計画を立てるということは、こうなりたい、こんなことを実現してみたいと願う、なんらかの未来設計があるということですよね。

そのこと自身が叶うのは、今すぐではなく少し先の未来。
でも、私たちは今を生きているわけで、いきなり未来の夢を叶えることはできません。

現実の世界ではそうなのですが、脳の世界は少し様子が違います。
脳には時制という概念がありません。
今考えたことが、本当に起こったことなのか、想像した未来のことなのか、判断がつかないそうです。

したがって、何度も何度も頭の中で反芻される出来事は、未来のことであったとしても、脳にとってはその人に必要な大切な記憶事項となり、大事な経験記憶にもなるわけです。
経験の力はとてつもなく大きいです。

今年の夢、何度も何度も繰り返し思い起こし、脳の力も借りながら叶えてみませんか?
アクティブ・ブレイン・セミナーが、脳のパフォーマンスアップのお手伝いいたします。

皆さんの夢がたくさん叶う一年になりますように。

2017年8月18日

石になる?

こんにちは。
アクティブ・ブレイン・セミナー 認定マスター講師の石井です。

このたび、アクティブ・ブレイン・セミナーのホームページを新たに立ち上げました。
兵庫県で開催実績№1の石井が、脳に関する摩訶不思議なお話を、徒然に綴っていきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

今回のタイトルは「石になる?」。

脳科学と言えば、学問のひとつのようで聞こえはいいですが、一つ間違えると洗脳?とか、マインドコントロール?と誤解を招いてしまいがちなことがあるのも、残念ながら否めません。
かくいう私も初めてアクティブ・ブレインを伝え聞いたときは、少しそんな風に思っていましたっけ。

これは、私自身がアクティブ・ブレインを受講する、数年前の出来事です。
ある「イメージトレーニング」の講座に通ったことがあります。
イメトレの極意やスキルを学びたかったのが参加の理由です。

初回の講座でのことです。
全員目を瞑り、両手を組まされ、会場には、
「あなたは石になる~」
という、エコーのかかった声が流れてきました。
何度も何度も流れてきました。

え?ココは怪しいところ?
イメージトレーニングじゃなくて洗脳?
そんな思いがよぎった私は、
「絶対石になんかならへんからね!」
「怪しかったら帰るからね!」
と心の中でつぶやきながら、薄目を開けて周りの様子を窺っていました。

そんな中、周囲の全員、いや私以外のほぼ全員が
「痛いです!」
「石みたいに硬いです!」
「手が離れない!!」
と、叫びながら、石のように硬くなった手を離そうと必死になっていたのです。

え?私は組んだ手、簡単にほどけるけど。
みんなおかしいんちゃう?
いや、私がおかしいのか?

石になった皆さんは、トレーナーの解除の呪文?みたいなのを聞いて、スッと手がほどけるというなんとも奇妙な体験を目の当たりにしました。

結局のところ、洗脳でもなんでもなかったのですが、要は本人が本気でそうであると思うかどうかがその結果を生むのだと分かったのです。

私は頑なに「石にはならない」と思ったので、石にはならなかった。
みんなは純粋に「石になろう」と思ったので、石のようになった。

洗脳とかマインドコントロールと言う言葉を耳にすることがありますが、つまるところは自分がそのことをどれだけ信じてしまっているかなのでしょうね。

良くないことを本気で信じてしまえば良くないことが起こってくるし、良いことを本気で願えば願った分だけそれが実現する。
きっとそういうことなんだろうと、初回の講座を振り返りながら駅に向かったのを思い出します。

脳って単純ですね。
良くも悪くも願ったとおりを叶えてくれます。
だったら、いいこと叶えるために脳をたくさん使っていきたいものですね。

石にもちょっとなってみたかった。

2017年8月18日

脳は文字よりイメージが好き

こんにちは。
アクティブ・ブレイン・セミナー 認定マスター講師の石井です。

このたび、アクティブ・ブレイン・セミナーのホームページを新たに立ち上げました。
兵庫県で開催実績№1の石井が、脳に関する摩訶不思議なお話を、徒然に綴っていきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

今回のタイトルは「脳は文字よりイメージが好き」。

右脳や左脳、最近では上脳や下脳なんて呼び方も耳にする昨今。
今日は脳の得意分野について書き綴ってみたいと思います。

多くの成功本やビジネス書には、自分の未来をどれだけ具体的にイメージできているかが、結果に大きな影響を与えると、よく書いてありますよね。
アスリートもゴールの瞬間をイメージしたり、メダルを取った様子をイメージングするということを聞いたことがあります。

以前、トップクラスのアスリートとその少し下のレベルのアスリートは何が違うのか、というお話をオリンピック競技のコーチに伺える機会がありました。
その時の答えが衝撃的でした。
「スキルレベルではほとんど変わらない。変わるのは、どれだけ欲しい結果をリアルに描けているかの差だ」
と。

正直驚きでした。
スキルレベルでの違いは大差ないのだそうです。

とは言え、トップレベルも少し下のレベルも、同じように欲しい結果を語っています。
ならば、何が違って結果が違ってくるのでしょうか?

その欲しい結果を、クリアに映像で見ることができているか?
文章レベルで語っているだけなのか?

たった、それだけの違いだというのです。

実は、脳は物事を捉える際に、まずは映像で理解しようとします。

「昨日、A部長がさ、また酔っぱらっちゃって、、、」
なんてオフィスで話しているとしたら、私たちの頭には、A部長が酔い乱れ、お酒をあおっているような姿を想像しますよね。
決して文字列として『A部長が酔っぱらっていた』とは出てこないですよね。

単純です。
脳は、文字よりイメージで処理することが得意。
だったら、この脳の得意な特性を活用して成功の瞬間を描くことが大成の秘訣でもあると言うわけなんですね。
イメージで入ってきた未来像は、脳が受け取りやすいということ。
文字レベル、つまり言わされて語っていたり、映像すら浮かばない未来像は、脳が咀嚼するまでに時間がかかってしまうということ。

どれだけはっきり映像で描けているかが、成功脳の秘訣ともいえるわけです。

さあ、叶えたい夢や目標は、まずはっきりと見えているか確認してみてくださいね。
それが夢実現の最短の近道です。

アクティブ・ブレインでは、記憶に刷り込むためのイメージのトレーニングをたくさん行います。
きっと未来を描く映像も鮮明になるはずです。
まずはあなたの脳で試してみてください!

2017年8月17日

漢字から見る『脳』

こんにちは。
アクティブ・ブレイン・セミナー 認定マスター講師の石井です。

このたび、アクティブ・ブレイン・セミナーのホームページを新たに立ち上げました。
兵庫県で開催実績№1の石井が、脳に関する摩訶不思議なお話を、徒然に綴っていきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

初回のタイトルは「漢字からみる『脳』」。

最近、脳科学に関する話題は、日常的にメディアを通して耳にすることが多くなってきましたね。とはいえ、まだまだ解明されていないこともたくさん存在するのが脳科学の分野。
私は脳の専門家ではりありませんが、脳育トレーナーである立場から、現時点で分かっているといわれている脳のことを徒然にお伝えしていこうと思います。

初回は、脳を科学で捉える前に、まずは私たちになじみ深い漢字から『脳』をひも解いてみたいと思います。

脳という漢字は、文字で表すと、月+ツ+凶と書きます。
月という字は、腰や腸など体の一部を表す漢字に表記されることが多いですね。
脳も体の一部。つきへんが付くのも納得です。

では、カタカナのツやおみくじの凶とはどんな関係があるのか?
実はこれはカタカナのツとも、おみくじの凶とも全く関係ないらしく、特別な読み方もないそうです。

旧字体で脳を見ると、月の右側は温泉マークに似たような形になっていますね。
この3本の棒が髪の毛にあたり、その下は頭蓋で囲まれた脳を表しているそうなのです。
よくみると頭蓋も上部がつながっておらず、新生児の頭のひよめきとか泉門と言われる部分をその形で表しているそうです。

つまり『脳』という漢字は、あくまでも体の部位の一つとして象形文字で表したものであるということです。

では、脳に似た悩むという漢字はどうでしょうか?
月ではなく、心を表すりっしんべんが付くということは、思い悩むときは脳が心を司っていることを表しているわけですね。

体の機能を司る『脳』。
感情が伴うと心を司る『悩』。
どちらも脳の大切なお役目。
脳の仕事は奥が深い。
そして、漢字の成り立ちも奥が深いものです。

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